2007/7/15 日曜日
完全な救い
説教から一言「完全な救い」 マルコ 1・40ー45
病気は辛いものです。病気そのものの辛さに加えて、経済的な問題、社
会からの孤立、周りの者への気がね、理由をあげたら切りがありません。
しかしそれらの辛さも「重い皮膚病」(ハンセン病)には比べることも
出来ません。それらに加えて痛みを分かちあう家族から引き離され、神様
からも「打たれた者」(イザヤ53:4)と考えられてきたのですから。
彼は主イエスのもとにきて「御心ならば私を清くすることがお出来にな
ります」と訴え、イエス様も「よろしい、清くなれ」と重い皮膚病を清め
られました。
重い皮膚病(ハンセン病)の者は、肉体が清められたことだけをイエス
様の救いとはとらえていなかったはずです。彼が知ったのは、病気も含め
て、彼の人生が丸ごと神様によって受け入れられたということでした。「神
様の愛の支配がここにある」という祝福の中で生きて良いと言う事。そして、
それこそが救いなのです。
イエス様は「誰にも何も話さないように」と彼に釘を刺されます。イエ
スの癒しが伝えられますと、病気がつらいだけに、病気の癒しだけがひと
り歩きしてしまいます。イエス様の全人の救いを、薬屋や家政婦の働きに
矮小化してはいけないのです。
富里教会牧師 内田 汎